日本共産党東京都議会議員 大島よしえウェブサイト

活動報告

【13.12.18】猪瀬知事の5000万円借入問題を厳しく追及   都議会報告

自民・公明は、代表・一般質問で知事への質問も、答弁も求めない

 総務委員会で猪瀬都知事を追求する日本共産党都議団  11月29日から始まった第4回定例都議会で、日本共産党都議団は、代表・一般質問、総務委員会で猪瀬知事が受け取った「徳洲会」からの5000万円の資金提供について、真相を明らかにするために厳しく追及しました。

 猪瀬知事は、開会日の11月29日、30分程度の所信表明の冒頭で、わずか2分半ほど、借入金問題で発言しました。しかし、「軽率さに批判を受けるのは当然」「私の不徳の致すところ」「お詫びする」などと繰り返し、真相を明らかにする姿勢は全く感じられませんでした。自民・公明は、「都政を語る資格ない」として、知事への質問もなく、答弁も求めませんでした。

公職選挙法、政治資金規正法違反が問われる大問題

 日本共産党都議団は、代表・一般質問で、徳洲会からの資金提供について取り上げ、「知事は、自分の生活の不安から個人的に借りたものでなんら問題はない」と発言しているが、公職選挙法、政治資金規正法違反が問われる重大な問題であること。また、都が許認可権を持つ医療施設などを都内で展開し、都の補助金も受けている徳洲会からの資金提供は、利害関係者からの利益供与に当たると言わざるを得ないこと。知事が、何度「借りた」と説明しても、利子も、返済期限もない資金提供は、贈与とみなされても仕方がないこと。

事実、お金は、金融機関などの記録に残らない現金でのやり取りであり、保管したのも妻名義の貸金庫という証拠の残らない方法をとっており、典型的な政治資金規正法逃れの手法ではないかと厳しく追及しました。
 知事は真相を全面的に明らかにし、その上で責任をとって辞任すべきです。

資金提供を受けた理由… 知事説明は二転三転している

 猪瀬知事は、「選挙は初めての経験で、先の生活費の不安もあって借りた」「徳洲会が、都内で病院を経営しているという認識はなく、便宜を図ったことも、頼まれたこともない」「5千万円という大金にびっくりして、自宅に置くわけにいかないので、妻の貸金庫に預けた」などと納得できない答弁を繰り返しました。

 また、資金提供に関して、知事の説明は二転三転していることを指摘(別表)し、真相を明らかにするよう迫りましたが、「基本的には、発言は変わっていない」と強弁し、都民の前に真相を明らかにする姿勢はまったく感じられませんでした。

職員の服務規程は副知事にも適用される

 都の工事受注業者から99万円の現金を無利子で借りた都職員が懲戒免職処分を受けた例を挙げ、「徳洲会から資金提供を受けた知事が、職員に服務規定の順守を求められるか」の質問に、自分のことを棚に上げ「職員が服務規定を順守するのは当然」と答弁しました。

 この問題で、中西総務局長は「(特別職の)都職員服務紀律は、副知事も適用対象となる」と認めました。

都知事選立候補直前の徳洲会の資金提供は当選後の見返りを期待したものではなかったか

<資金提供を受けた理由 知事の発言推移>
 以上、猪瀬都知事の会見をもとに日本共産党東京都議団作成

●1 1月資金提供を受けた理由 知事の発言推移2 2日…資金提供という形で応援してもらう
●1 1月2 9日…断るのは失礼 とりあえず受け取った
●1 1月2 9日…お金に十分余裕がありました
●1 1月2 9日…生活とかその先の事が不安
●1 1月2 9日…個人の借金で、使途を限定したものではない
●1 1月2 9日…事務所を回していく不安

徳洲会は、「都心に徳洲会病院の旗を立てることが悲願」と前々から公言してきました。徳洲会にとって東京電力病院を取得することは、悲願達成のチャンスでした。この東京電力病院売却への道を開いたのが、猪瀬知事です。

 昨年6月、東電の株主総会で東電病院の売却を迫るために、総会前日、都福祉保健局に命じて東電病院の立ち入り検査をさせました。その結果昨年10月に行われた都と東電との定期会合で、東電は病院売却を表明したのです。その1か月後知事が徳田虎雄氏と面談し、資金提供を受けたわけです。

 徳洲会が、東京地検の強制捜査を受けたことで入札を辞退したという経過があります。担当者が逮捕されたこと、東電が入札の経過をいまだに明らかにしないことも、知事と徳洲会にかかわる疑惑をうかがわせるものです。

 この問題は、12月16日、17日、24日の総務委員会でも引き続き質疑されます。